2014年04月25日 00:05
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1395052439/
嫁(旦那)との馴れ初めを語れ
- 42 :名無しさん : 2014/04/21(月)02:10:43 ID:wzOj6OgsR
- 祖父母の馴れ初めもここに書いていいだろうか
結婚報告しに行って聞いて旦那ときゅんと二人揃って来たんだ - 45 :名無しさん : 2014/04/22(火)20:36:42 ID:zJkrdEfPN
- >>42
早く書いてくれよ。待ってるのはオレだけじゃないはず。
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- 48 :42 : 2014/04/23(水)04:17:01 ID:9QTXtv2uT
- うお、待たれてた!
書いても良さそうなので書かせてもらいますね
祖父母の出会いは半世紀以上昔のこと
祖父がおそらく20歳、祖母が15歳の時だ
祖母は地元から離れた女学校に汽車で通っていた
毎朝祖母が乗る時間帯の汽車には目立つ人が乗っていた
やたらと女性にモテる男性、祖父である
当時祖父はイケメンというほどでもないがものすごくモテた
同乗してる女性に見つめられたりラブレターを渡されるのはしょっちゅう
当時としては驚くべきことだが連絡先を渡して誘う猛者まで出るモテっぷり
祖父も祖父でモテても飄々として、それがまた女性を盛り上がらせていた
だがお嬢育ちの祖母は軟派な悪い男に違いないと思って警戒していた
そんなある日にたまたま祖父母は帰りの汽車も一緒になった
いつも通り祖母は祖父に関わらないようにして最寄り駅まで来た
しかし汽車を降りた途端、草履の鼻緒がブチッ
漫画のごとく祖父がさっと祖母を受け止めた
なんてことはなく、祖母はホームで派手に転けた
手は擦りむくし鼻血は出るし鞄は痛むして踏んだり蹴ったりの祖母
半泣きでいたら目の前に茶色く濡れた手ぬぐいを差し出された
見上げたら祖父がいて「怪我したとこ拭き、お茶は殺菌効果があるから」と言った
ぽかんとする祖母を笑顔もなく助け起こして鞄も拾って駅舎の椅子に誘導
怪我の手当をして鼻緒も直して、駅の電話を借りて祖母の家人を呼んでくれた
祖母は祖父のことをわりといい男じゃないかと思って認識を改めて感謝した
翌日手当に使ったお茶まみれの手ぬぐいを洗濯して返そうと汽車に乗った
でもその日以来祖父は汽車に乗ってこなかった
実は祖父はその日、もっと早い汽車に乗って南の方へ出征してしまっていた - 49 :42 : 2014/04/23(水)04:19:04 ID:9QTXtv2uT
- 続き
それから数年後の戦争が終わった頃に話は飛ぶ
祖父をすっかり忘れた祖母が19歳の年に祖母父が事故死した
あんまりにも唐突な出来事で家業がやばくなった
そこで援助してくれそうな家に祖母を嫁に出すことが決定
時代が時代なので祖母はついに来たかと粛々と受け入れた
ちなみにこの間、嫁に行く先の家を教えられただけで相手との顔合わせはなし
結婚の日に初対面というぶっ飛びようである
慌ただしい準備を終えて婚礼の日になり、祖母は車に乗せられ嫁入りした
が、婿の家に着いてみるとなにやら慌ただしい
祖母側が戸惑っていると身内らしき人が迎えに出て来て中の座敷へ案内
祖母に「とりあえずここにいてな」と言い置いて放置して何処かへ行ってしまった
不安なまま祖母は座って待っていたら座敷の外から人の話し声が聞こえた
「××(婿)はどこに行った」「朝から見てない」「もしかして逃げたか」
そこまで聞こえてしまって祖母は婿になる人に逃げられたと確信した
身売り同然でくる小娘なんかイラネされたんだと思ったら、
惨めで悲しくて外に聞こえないよう祖母は泣いてた
そしたら急に締め切ってあった障子が開いてスーツ姿の男性が靴を持って入ってきた
焦った顔をしていて驚いている祖母にまったく気付いてない
中に入り込んでやっと祖母に気づき「僕の嫁さんですか?」と聞いてきた
祖母が頷いたら目の前にしゃがみ込んで角隠しの中を覗き込んでハンカチを差し出してきた
相手の顔を近くで見て祖母はびっくり、男性はなんの偶然か祖父だった
祖父も目をまん丸にして一言「あ、出征前に会った鼻血の子」
祖母は覚えてくれてたのはいいけど開口一番がそれかよ!と思ったそうだ
でも状況についていけなくて祖母があわあわしてたら舅姑が飛んできて祖父を殴って回収して行った
わけがわからないまま祖父の準備も済み、大幅に遅れて無事結婚式が挙げられた
夜になって祖父と落ち着いて話せてわかったことなのだが祖父は逃げてなかった
結婚の日の日取りを間違えて会社に出勤してたそうだ
出勤直後上司に「今日お前の結婚式じゃね?」と言われて気付いて慌ててこっそり帰ってきたらしい
ごめんなーうっかりしててと呑気に謝られて、祖母は私の涙を返せと祖父の髪をむしりたくなった
だが「泣いてるとこ2回も見たし責任取るわ、3度目の正直で泣かさんよう頑張る」と言われて止めたという
それ以降、祖父は祖母を振り回すマイペースだけど悲しませて泣かさない
今もちゃんと道で転けないように祖母の手を引いて歩いてる
なんだかんだで有言実行してるあたり祖父は祖母の読み通りわりといい男のようだ
祖母はツンデレツンデレしてるけど祖父のそこに惚れていったみたいである
祖母は笑い話として話してくれたけど、私としては可愛いなぁとキュンとした次第です
コメント
ちょうすてきじゃないですか…
なんか いいなぁ・・
きゅん
やっぱり実話は小説より面白いなあ!
素敵
出征前に初めて言葉を交わしたのも、南方から生きて還ってきたのも、嫁入り先がその人だったのも、運命なんだなぁ。と思うと、素敵すぎて涙が止まらない。
※4
同感!!
こういう話に会えるからやめられないんだよね、ネットって
いいね!
人の縁って素晴らしいな。
生還されて幸せに過ごされた事が何より良かったです。
漫画に描き起こして読みたいぐらい素敵な話だった
はいからさんを思い出した
ジブリっぽい
その時代に駅で電話借りて家へ連絡した、だと……?
終戦直後にスーツで出勤、だと……?
イイハナシダナー(TT)
朝ドラよりもドラマチックな展開だわ。
こういう話が事実としてあるんだから、人の世は面白い。
終戦4年前の時点でのんきに汽車で女学校とか、
イケメン見てキャッキャウフフとかないわー。
もしかして逃げたか?のくだり、騒ぎの最中にする会話だろうか?
状況説明文じゃないんだから。
おそらく使用人がいるような大きな家で、
朝誰にも見られずに出勤とか、朝食ないの?
いくらなんでも無理矢理すぎる。
※16
お前がネットの世界しか見てないのがよくわかるわ。
毎回思うのだが、聞いた話しを書いてる(フェイクありかも)だけだし、細かい揚げ足とりってマズイだろ。
真贋がそんなに重要なのか?
ちょっとゆがんでいるぞ。
それじゃ人生つまんなくなる。
※16
そうだね、フェイクとか文章に起こすにあたっての編集とか考えないお前の頭ん中ではね
なんでも疑って全部真実じゃないといけないって素晴らしい正義感だね
読んでほっこりできたんで、事実だろうが創作だろうが関係ないYO
それこそ朝ドラでやってほしいようなお話だわぁ
ネタなら綻びがないようにやって欲しい。
明らかにおかしいところがあれば突っ込みたくなるわ。
例えばこれが自分の父母の馴れ初めを語ります、という書き込みで、
当たり前のようにスマホやLINEが出たら突っ込まれるでしょ。
※21
そうやってなんでもかんでも叩いて生きてるのってしんどくない?
>21
電話を掛ける、というと携帯やスマホしか知らない世代なら
連絡先をもらったのをメアドもらった等と間違えるかもしれない
突っ込まれた人が確認したら解釈が間違ってたなんていくらでもあること
あと当人の記憶が捏造されるのもね
凄いよね、ほんとにネット漬けな人間ってこんなに想像力ないんだね
※16とか※21とか、ちゃんと小説も読んだ方がいいよ
kindleでもいいからさ、1冊ちゃんとね
なんつうか小学校の先生すら大変だっていうの、実感したよ…
キャッキャウフフしてたのは祖父が出征する前の話でしょ?
戦時中のどの時点なのかはわからないけど日本が調子良かった頃なら
女学生たちが(多分いいところのお嬢さん)汽車に乗ってイケメン見て盛り上がるのって別におかしくない
もしかして国民全員が24時間汚れた顔して、「贅沢は敵だ」とか、モンペはいて竹槍持って「ヤーッT」とか、籠担いで米の買い出しとか思ってんの?
当時を知らない人は戦時中イコール不幸
だからちょっとでも楽しそうにしてるとおかしい、大変なときに楽しむなんてと勘違いな事を言うが
戦時中の不幸な(かも知れない)時代の若者だってそれなりに青春を楽しんでたんだよ
これは確かにきゅんとするわ~。いい話だった。
自分の祖父母も恐らく上のご夫婦と同世代。
祖母は終戦直後で物のない中、カーテンでワンピースをこしらえて祖父とデートしたって言ってたな。
無いなら無いなりの楽しみ方ってあるんだね。
おじい様がかっこいいわかわいいわで、もうね
あめのち~ はれるや~♪
戦前にも電話はあったし、戦後間も無くでもスーツはあったよ。戦前から戦後にかけて生きたサザエさんの作者である長谷川町子のエッセイでも読んでごらん。電話もスーツも汽車も当たり前だから。
終戦時4才の節子ちゃんでも、天ぷらとお造り 海水浴でスイカを知ってたんだが。ホントに状況が悪くなったのって昭和19年の半ば以降だよ
ネタ認定厨なんて家から出なくてネットの知識が全てな奴がほとんどだろうし
その狭い常識をもとに知らないことは全部嘘!ネタ!って騒いで報告者を見下して
自分は頭良いと勘違いするのが生きがいなんだからそっとしといてやれよ
わたしもじーちゃんばーちゃんになれ初め聞いておけばよかったな
恋愛結婚だったらしいとは聞いてるんだけど
ネタとは思わなかったけど報告者夫婦の年齢が気になった……
すまん……
うちの祖父母はそこまでドラマチックじゃないけど似てるよ。
ちなみに祖母も東京の女学校通ってたし、お嬢様育ち。
祖父はイケメンの陸軍軍人でモテモテだったから、お嬢のくせに
肉食だった祖母はあの手この手で捕まえて、「一生苦労させません」
というプロポーズの言葉を貰って有頂天になったのに、実際は貧乏
で戦後の満州で事業をやってみたりしたけど、失敗して帰国したりで
(母は「危うく残留孤児になるところだった」とよく言ってる)、
「騙された」とよく言ってたw
ちなみに祖父は早くに他界したけど、肉食祖母はちゃっかり彼氏を
捕まえてたので(再婚はしなかったけど)、あんまり良い話でも
ないかも。
※33
孫の年齢幅はたぶん若いと思うぞ
うちの祖父母の年も報告の夫婦と同年代くらい
子供が3人(全員50年代前半〜60年代生まれ)で孫は6人(80年代〜90年代前半生まれ)
一番下の孫は今年22歳になったばかりだ
だから報告者の年齢も20代より上ではあるけどそこまでの年じゃなかろう
誰か漫画化してpixivに載せて!
超絶萌えた。
「小さいおうち」でも「永遠の0」でも現代の大学生が戦争中を大幅に勘違いしてると言う構図が主題だったな。
韓国の反日でも戦争末期の2年ぐらいの話を「日帝36年」と全面的に塗りつぶして描いているし
私の両親も同じ世代だが、普通に青春してたぞ。
一条ゆかり作画の漫画で読みたい
こんな素敵な話なら創作でも全然おk
うちのばあちゃんは戦前(日中戦争は始まっていたが)に電話交換手の仕事をしてたぞ。
あの頃は、『結婚して子供を産む』といえば直ぐに仕事が辞められたそうだ。
時代を感じるなあ
いいね。ケッコンハハカバハカバ!!マケグミマケグミ!!って言ってる奴に音読させたい。
お茶の殺菌効果が発見されたのは1988年…
※44
年寄りの昔話だぞ?
細かいとこの記憶違いとかあっても不思議じゃなかろう
>終戦直後にスーツで出勤、だと……?
終戦直後だろうが、背広はあって仕事着ですがな・・・
そりゃ今より少ないが特権階級でもなし
想像力も貧弱になるんやな
※16はきっと、今どきの若いもんは贅沢だとか、俺の若い頃は云々
って文句ばかり垂れるような爺婆に育てられたんだろw
単にそいつらが貧乏すぎたか、自分たちに都合良い事言っただけなのに、
全面的に今も信用して暮らしてるんだよwwww
だから本当の事教えられても受け入れられないから、ツッコミ入れても無意味
※43
「経験的に知られていた」事に対して
「この成分のこんな働きが作用していたのか!」となったのが88年って事じゃないのか。
つか科学の世界なんてそう言う世界だろ。
ワサビの科学的効果も比較的最近だけど、江戸前寿司にも使われていた「経験」だぞ
※47
その経験的に偶然知られたのが88年や
それまでは匂い消しや研磨材にしか使われ取らん
差し出された茶色い手拭い。
濡らしたのは水ではなく「殺菌効果があるから」というお茶。
泣いてるとこに靴を持ってこっそり入ってくる。
理由は親戚も集まってバタバタするはずの当日に、
誰にも見られず本人も何も感じず
なぜか「結婚式の日取りを間違えて出勤してしまった」という
マイペースうっかりさんだから。
どっちも話の中の印象的な萌えエピソード。
そこの間違いが記憶違いやフェイクだったら萌え半減だよ。
お茶の殺菌効果については昔から知られてたよ。てか、田舎の人は結構知ってたみたい
うちのもう亡くなった祖母(明治生まれで生きてれば100歳超え)が若いころから母に言ってたというし。
電話も戦前からあったのに。
えっらい大変だったけどさw田舎にその名残っぽいのがあって子供の頃に見たわ
なんか素敵な話だわー
読んで良かったw
今は亡き義両親思い出した
ステキなお話を有難う~
心が潤いました♪
きゅん死した
たまにいてる手を繋いだ老夫婦にも、こんなエピソードがあるのかなあ
うちのばーちゃんも結婚式で初めて会ったって言ってたなあ
まあ仲良くはなかったけどな
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